Affinity Designer


公式サイト
価格 $49.99 (たまに半額セールやってる)
安定性
UI
機能性

概要

ベクター編集ソフト。無料のInkScapeとクソ高いAdobe Illustratorの中間みたいな立ち位置。本来はロゴデザインやWeb関係で使うらしい。

ベクター編集ソフトはラスター編集ソフト(GIMP、Photoshopなど)とは違い、読み込んだ画像を回転、拡縮しても(出力するまでは)画質が劣化しないのが特徴。

要するに、AviUtlと似た感覚で画像編集ができる。BB劇場においては、ちょっとしたコラ画像[figure 1]や小道具[figure 2]を作るときや、AviUtlのレイヤー数を節約したい時[figure 3]に便利である。

Figure 1. AviUtlでこういうのをやると常時グループ制御を使う羽目になる

Figure 2. 穴あき環刀のトレス

Figure 3. 鳥人類コンテスト☆で使った背景


評価点

  • イラレより安い。
  • ラスターモードがあり、切り替えるとピクセル編集ができる。[1]。分割素材などのちょっとしたミスを修正するのに便利。

[1] イラレだと一旦出力してからフォトショで編集しないといけない


安定性:

体感的に動作はGIMPよりちょっと軽いくらい。

目立つ不具合はないが、以下を確認。

  • PSD出力が不安定。非表示にしたレイヤーが消えたりする
  • テキストボックスに画像を埋め込みすぎるとクラッシュする(アプデで解決済み?)
  • Swatchタブを開くと一気に大量のPANTONEパレットが読み込まれるせいで動作が十数秒止まる

UI:

  • おしゃれ
  • InkScapeよりかは使いやすい
  • スポイトツールの仕様が謎。グラデ設定での色選択など、まともに機能しない場面がある

機能性:

このソフト最大のイライラポイント。Affinity Designerはベクトル編集ソフトにあって当然な機能が多数欠けている。

例を挙げるとキリがないが:

  • ミラー機能がない[1]
  • ベクトルの交差点で切るツール(他ソフトでいう「ナイフ」、「トリム」)がない
  • マスクの反転ができない
  • キャンバスを画像サイズに縮小できない[2]
  • パターン機能がない[3]

などが非常にイラつく。

特に、上2つはロゴデザインをするなら必須なはず。イラレの機能ならともかく、InkScapeにすらある機能が平然となかったりするのは大問題だろう。



[1] 製作者曰くあるにはあるらしいが、手順が異常に複雑。それもInkScapeで作り直したほうが早いくらい。

[2] これについてフォーラムで質問された際、製作者は『レイヤー全部コピペして「クリップボードから新規作成」すればOK!!』とか答えていた。この会社のサポートはこういう無能アドバイスが多い

[3] これも「コピペでやれ」って言ってた


総評

InkScapeが思いのほか高機能だったと気付かせてくれたソフト。こんな半端なゴミを買うくらいならAdobeに貢ぐかInkScapeで我慢しろ